海の記憶
< 海の記憶と一体感 >
・・・海の中で浮いている時に感じる 気持ち良さ・・・
・・・体の周りを水が隙間なく包み、しかも動きを制限されずに・・・
自由と 支えられている安心感が同時に成り立っている感覚にふさわしい表現は、
一体感ではないでしょうか
赤ん坊は受精以来、お母さんの羊水の中で出産までのプロセスを過ごします
赤ちゃんを羊水で包み守り育てる母親と、羊水という海で成長する子どもとの関係性で、
一体感はとても重要なキーワードです
なぜなら、一体感は 愛 の普遍的な要素だから
泳いでいる時の海水のように、あって当たり前のものはなかなか見えにくいものです
愛 の感覚も同様に、程良くちょうど心地好いつながり感がなかなか掴めず
べったりくっついて身動きがとれなくなったり、離れたらこんどは愛されてないと沈んだり、
とうとう失ってはじめて気が付いたり・・・
母なる海の中では、様々な生物が生まれ育ち、時に進化しながら命が受け継がれています
一体感とは、どんな感覚を意味するものでしょうか
あるがままを受け入れるといった自然体の意識になって
始めて観えてくる のかもしれません
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